

「離型剤」と言われても、普段見たことや使ったことのない人からしたら何それ?と思われますよね。
離型剤とはその名の通り、型から離れやすくするためのものです。
その用途は様々で、例えばケーキ屋さんのお菓子作りの現場でも使われています。
どのように使われているかといいますと、焼き菓子を作るときに使用されます。
まず離型剤というものにはフッ素の「くっつきにくくする」という性質のフッ素コーティングが活かされています。
例えば焼き菓子を作るとき、せっかく綺麗に焼けたお菓子が型からうまくはずれない、なんて経験もあるのではないでしょうか。
ケーキ屋さんなどでは、焼き菓子を焼く前に型にまんべんなく離型剤を塗っておくことで、焼きあがったお菓子がスムーズに型から外れるようにしているのです。
型に塗る油のようなものですね。
フッ素コーティングは別名すべり剤とも言われるほどのすぐれた特性を持っているのです。
またこのフッ素コーティングを主成分としているおかげで、型に汚れがつくことも防止してくれるので、型自体のお手入れがしやすくなるということも離型剤を使用するメリットといえるでしょう。
お菓子作りの現場以外にも、このような離型剤はゴム製品やプラスチック製品を作る現場でも使われているのです。
まったく異なる現場で使用されている離型剤、知れば知るほど面白く奥深い製品ですね。
シリコンにゴム、そしてプラスチックといった素材は、加工によって製造できる製品の幅が非常に広いため、今ではあらゆる分野で、部品、あるいは…
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